2012年05月30日

コニサーズクラブ(12/4/22)テーマ「グレンアラヒー」

グレンアラヒー山崎白秋さんからいただいたテイスティングノートを掲載します。

モルトの会、テイスティングノート

2012.4.22 スタンドバーにて

 今月のお題は、「グレンアラヒー」である。

 グレンアラヒーについて話してみよう、そう言われて話題を提供できるモルト飲みはそう多くないだろう。そのくらいスペイサイドモルトの中でも、トピックもなくマイナーな蒸留所といえるグレンアラヒーである。

 かんじんのモルトであるが、過去にオフィシャルボトルの12年をテイスティングしたのみと記憶している。その時の印象はスペイサイドらしく、フルーティーで爽やか、年数のわりにウッディな熟成感がある。とまあ、そんな感じである。
 個性が無く、かつ話題性の無い蒸留所ではあるが、テイスティングを終わっても大きく印象が変わることは無かったといえる。

 そんなグレンアラヒーではあるが、今回の5本では35年オーバーが3本も含まれていたことが大きなトピックと言えるのではないだろうか。

 さて、そんなモルト5本を紹介しよう。

*** [No.1] ジョン・ミルロイ グレンアラヒー リフィルホッグスヘッド cask no.800498 57/60 1999-2010 11年 56.4% ***

(香り) トップノートはミントとハッカ。わずかにアルコール臭。砂糖水を連想させる香り。しばらくすればキャラメル香が立ってくる。

(味)  軽いアルコール感、若さを感じる味わい。薄めのフルーツ。


*** [No.2] ウイスキーエクスチェンジ グレンアラヒー ホッグスヘッド cask no.321 1/295 1995-2009 14年 59.7% ***

(香り) トップノートはミントとわずかなハッカ。軽いピート香がアクセント。しだいにエレガントな香りが立ってくる。 さらに時間をおけば、爽やかな香りとわずかなタクアン香が感じられるようになる。

(味) まず感じるのは梅の味わい。酸味とフルーツのバランスが良い。わずかにヌカの含み香。やや若さを感じる。


*** [No.3] ザ・パーフェクトドラム グレンアラヒー EXバーボンホッグスヘッド 1/160 1971-2010 39年 51.2% ***

(香り) たいへん鮮やかなフルーツ香、梨の香りが素晴らしい。ほどよい酸味がアクセントになっている。

(味)  上質なフルーツと甘さが心地よい。ただしフルーツの種類は多い方では無い、やや単調に感ずる。


*** [No.4] オールドモルトカスク グレンアラヒー リフィルシェリー 1/120 1972-2010 38年 55.8% ***

(香り) スタンダードなフルーツ香、そう言いたくなる香り。典型的なスペイサイドの個性。ミントの香りも脇役に。しだいに香りの数は増えてくる。

(味)  アルコール感が強く、ピリピリと感じる。味の数は少なく、フィニッシュは長くない。


*** [No.5] ウイスキーエクスチェンジ グレンアラヒー シェリーカスク 1/455 1974-2010 35年 49.3% ***

(香り) トップノートは枯れたシェリー、落ち着いた香りだ。色は濃いが、フルーツ、酸味、渋味のバランスは取れている。香りの数も多い、優しい甘さを感じる香りが心地よい。

(味)  トースティーでフルーティー。熟成由来の渋さを感じる、もちろん良い意味での物だ。ウッディな香りはシェリーカスクでは珍しい。
 シェリーカスク由来のえぐみは感じられなくも無いが、飲んで美味いモルトといえよう。


posted by ophiuchi at 17:52| コニサーズクラブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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