2013年09月22日

コニサーズクラブ(13/7/28)テーマ「ベン・ネヴィス」

ベン・ネヴィス(1307)山崎白秋さんからいただいたテイスティングノートを掲載します。

モルトの会、テイスティングノート

2013.7.28 スタンドバーにて

 今月のお題は、「ベン・ネヴィス」である。

 それにしても話題性のない蒸留所が続くものだ。この蒸留所もテイスティング回数がほとんど無いと思う。またそんなマイナーな蒸留所で5本揃うのが、感心しきりのところではあるが。
ニッカがオーナーとなり、どんな変貌を見せるのかが焦点となるのだが、今回のモルトではNo.1、No4、No5がニッカ所有後の蒸留である。
結論を言ってしまえば、なんら変化は感じないということだ。No.2以外はすべてタクアンのような、ひねた香りが立ち、どちらかといえばマイナス面のメモが並んでいる。
そんななかでもNo.2は飛びぬけて印象的で、きわめて古臭い味が強く出ている。これは評価が分かれるところではあるが、わたしは最高点の評価を与えてもよいと感じた。

さて、そんなモルト5本を紹介しよう。

*** [No.1] プロブナンス ベン・ネヴィス シェリーバット 1997-2007 10年 46% ***

(香り) トップノートはひねた香り。しだいにトースティな香りが立ってくる。しかしそこまでで、他の香りはなかなか出てこない。

(味)  ざらざらした飲み口、若さ由来の麦芽風味。ドライで味の数は少ない。


*** [No.2] キングスバリー ベン・ネヴィス ホッグスヘッド 1966 44年 40.7% ***

(香り) トップノートはエレガントでフルーティ。しだいに気品のあるエステル香が立ってくる、素晴らしく上品なものだ。また香りの数も多く、幾重に重なる深い香りだ。

(味)  古びた含み香が広がる。1960年代の蒸留か、程よい酸味がバランスよく広がる。古びた味わいのモルトは味の数も多く、かつて味わったことの無い風味をかもし出す。
 極めて長熟、樽由来のウッディな味わいも素晴らしい。残り香はバニラ。


*** [No.3] マキロップチョイス ベン・ネヴィス cask no.30229 1985-1999 62.2% ***

(香り) ひねた香りは泡盛の香り、タクアン香も強い。わずかにハッカ。グラスの温度が下がってくるにしたがい、柑橘系の香りも感じられるようになる。

(味)  酸味を帯びたフルーツが広がるが、同時に古びた味わいもかすかに感じる。


*** [No.4] ハイスピリッツ ベン・ネヴィス リフィルシェリー cask no.2094 1992-2009 17年 57.1% ***

(香り) トップノートはひねた香り、しかしたいへん深みのある香り。奥にはエレガントな香りが見え隠れし、じっくり味わうと香りの数は多いのかもしれない。

(味)  極めてトースティで渋味が強い、湿気てざらざらした味わいも強い。奥には熟成感もあるが、トースティな味わいにマスキングされて感じとるのが難しい。


*** [No.5] メゾンドウイスキー ベン・ネヴィス シェリーバット cask no.1506 1/577 1990-2011 20年 60.8% ***

(香り) 濃いシェリー香が漂うが焦げたゴムは現れない。それどころか、ほのかに花の香りも感じられる。温度によっていろいろ香りの変化がでる可能性がある。
 やはりひねた香りは感じられる。

(味)  非常に重い味わい、濃縮ブドウ風味。アルコール感強い。


posted by ophiuchi at 15:00| コニサーズクラブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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