2011年11月28日
ソサエティの2011ウインターボトル サンプリング会
SMWSが主にボトリングするのは、シングル・カスクのモルト・ウイスキーで、今回試飲できたのは11月リリースの4種類(内1本はシングル・グレーン)、12月リリースの8種類、1月リリースの4種類に加えて、シングル・カスク・ラム2種類(バルバドス産の9年もの、アルコール度数75.4%と、ジャマイカ産の9年もの、何と81.2%!)の計16種類でした。
今回はグレーン、ラムに加え、ゴーダというシェリーの大樽(500〜600L)熟成のモルトが2種類、アイラモルトも4種類とバラエティに富んでいました。
最後に気に入った4本をラム以外から選ぶアンケートが行われました。
私が選んだのは、リンクウッド1982(28年)、ローズバンク1991(20年)、ハイランドパーク1991(20年)、クラガンモア1999(12年)、結局アイラも、ゴーダを含めて6種類あったシェリー系もなし。パンチのあるものを避ける結果になったのは、年をとったせい?
2009年01月21日
ザ・ソサエティ 日本支部 15周年記念イベント in 名古屋(08/12/7)
ザ・ソサエティ 日本支部 15周年記念イベント in 名古屋
名古屋アストンハウス GRIFFIN'S 2008/12/7
特別ゲスト、ウイスキー評論家デイヴ・ブルーム氏と、前々回、前回に引き続き、洋酒技術研究家で元サントリー山崎蒸留所長の大西正巳氏のお話を聞くことができ、オールドボトルを試飲することもできました。
例によって山崎白秋さんに、テイスティングノートを書いていただいたので、以下に紹介します。*** グレンファークラス 1.140 14年 58.1% ***
(香り) 硬い香り。アルコール感が強い、やや熟成不足。
(味) やはり若く、麦芽風味。単調な甘さ、ただし苦味は素晴らしい
*** グレンリベット 2.73 16年 52.0% ***
(香り) フルーティーではあるが、ややドライ。アルコール感が強く、もうすこし熟成が必要であろう。しだいに花ような香りが開いてくる。
(味) フルーティーで爽やか、甘さも心地よい。味の数が少ない。
*** ボウモア 3.142 18年 58.5% ***
(香り) 消毒液の香り、強いピート。ジャーキー。しだいに酸味とフルーツ
(味) ピートが強い。酸味がアクセント。
*** ロングモーン 7.48 40年 53.5% ***
(香り) 非常に濃い香り、ラムの香りに近い。トースティー。渋味を感じさせる香りが強いがエステリーでもある。オイリーかつナッティー。
(味) 焦げた含み香。良い意味でにがみや渋味が強い。しばらくすると非常に甘い香りに変化する。
*** クライヌリッシュ 26.57 25年 55.4% ***
(香り) ナッティな熟成感、バニラの香りも。軽いピートを伴う。その後フルーティーに変化してくる。
(味) フルーティー、フルーティーで非常に鮮やか
*** クラガンモア 37.39 16年 55.7% ***
(香り) 濡れたダンボール、若さを感じる。ドライで味の数が少ない。
(味) やはり若い。ニューポットのよう。ややナッティ。
*** リンクウッド 39.68 12年 55.7% ***
(香り) 深くまったりした香り、半面フルーティーでもある。軽い熟成感。
(味) ひのきの含み香、シャープ。ウッディーな熟成感。特徴的なモルトだ。
*** ダラスデュー 45.25 33年 48.3% ***
(香り) 様々な木の香り、まるで複数の樽で熟成を経たようだ。古びた香りで極めて個性的。
(味) 甘く、魅惑的、にがみが心地よい。ウッディーでナッティーな熟成感が素晴らしい。ややピリピリ感がある。
*** ブラッドノック 50.36 18年 55.2% ***
(香り) 深い香り、湿気た香りも。ウッディーな熟成感。紙っぽい香りもある。いろいろな香りが次から次からでてきて楽しみが尽きることはない。
(味) 古びた香りと軽いピート。しだいにウッディーでナッティとなる。非常に興味深いモルトだ。
*** アードモア 66.27 23年 52.3% ***
(香り) トップノートは酸味。酸化したアルコール。香りは深く広がりがある、軽いピートを伴う。
(味) まず甘みを感じる。次にピート、香ばしい印象。
*** グレンクレイグ 104.11 34年 47.8% ***
(香り) トップノートはいちじくの香り。その後、様々なフルーツジュースが出現する、高級なミックスジュースだ。ただしトロピカルではなく、軽くあっさりしたジュースだ。ややオイリー。
(味) 熟成のピークが過ぎたのか、へたったフルーツ。腰が無くライト
*** 山崎 119.5 11年 62.2% ***
(香り) 非常にエレガント、しかも深みも感じさせる。熟成感も素晴らしく、ナッティーでウッディ。
(味) エステリー、深みのある味。にがみ、ウッディーな熟成を感じさせる。素晴らしい出来上がりのモルト。
*** 山崎 119.9 18年 48.0% ***
(香り) ラムの香り、トースティー、深い香り。
(味) 深くまったりした味。甘みが心地よい。やや単純な味わい。
*** 宮城峡 124.1 17年 59.4% ***
(香り) 極めてエステリーかつ深い香り。甘い香りが素晴らしく、熟成感も十分。
(味) エステリーかつウッディー、しかしドライ。これ一本で満足できる。
*** グレンモーレンジ 125.1 13年 51.2% ***
(香り) 紙っぽい香りがまず立つが、すぐさまトロピカルフルーツの競演。ナッツの香りも。
(味) 甘い。フルーツがたくさん、南国系のものである。魅惑的なモルトだ。
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2008年10月28日
SMWS オータム・ボトリング試飲会(08/9/27)
SMWS 2008 AUTUMN BOTTLING Tasting in Nagoya
NAGOYA HILTON HOTEL 2008/09/27
今回も洋酒技術研究家で元サントリー山崎蒸留所長の大西正巳氏が講師として参加され、直接お話させていただくことができ、とても楽しい時間をすごせました。
例によって山崎白秋さん(もちろんペンネームです)に、テイスティングノートを書いていただいたので、以下に紹介します。*** ハイランドパーク 4.126 9y 60.7% ***
(香り) アルコール焼けした香り。フルーティではあるが若い。
(味) トロピカルフルーツ、酸味が強い。甘み、うまみが強く味わい深い。
*** ロングモーン 7.44 23y 57.3% ***
(香り) 濃厚なエステル、爽やかにフルーティー。軽くウッディ、複雑な香り。
(味) トロピカルフルーツ、酸味が強い。甘み、うまみが強く味わい深い。
*** インチガワー 18.26 23y 48.3% ***
(香り) いがいがとする、軽いピートか。さわやかなフルーツ。
(味) 青りんご、柑橘系フルーツ。熟成由来の苦味を感じる。
*** マッカラン 24.100 11y 59.5% ***
(香り) トースティー、キャラメル香もある。まったりと重い。
(味) 焦げたゴム。典型的なシェリー。フィニッシュはしけて口に残る。
*** リンクウッド 39.66 8y 60.2% ***
(香り) トップノートはミント。軽いシェリーはリフィル樽か。わずかな熟成感、ライトなウッディ感。
(味) 酸味が心地よい、フルーティーではあるが、良い意味での渋みがある。
*** クレイゲラヒー 44.37 8y 61.0% ***
(香り) トップノートはキャラメル香、アルコール感が強い。酸味が心地良くキャラメル香とバランスしている。 バーボンの香りに通ずる、ホワイトオーク系の樽香。ぴりぴり感がある。
(味) 酸味とアルコール感。味の数は少ない、ややしけたフィニッシュ。
*** ティーニニック 59.37 24y 55.8% ***
(香り) ひねたトップノート。グラスを回していればひね香は弱くなり、フルーツがでてくる。
(味) 酸化した香り。アルコール感が強い。
*** マノックモア 64.15 15y 57.1% ***
(香り) バニラの香りが強い。さらに甘い香りで包まれる。青空色のフルーツ、爽やかな香りである。さらにウッディで熟成感は十分である。
(味) 酸味が心地よいが、やや焼けたアルコールを感じる。ウッディで深い味わい。ややアルコール感が強く、もう少し熟成すればすばらしいモルトとなる。
*** グレンアルビン 69.14 28y 57.6% ***
(香り) 上質な焦がした砂糖菓子。酸味のある熟成感。中程度のウッディ感。
(味) 砂糖水、アルコール感が強い。やや単調な味わい。しだいに心地よい苦味を感じるようになる。酸味をともなうフィニッシュ。
*** リトルミル 97.11 18y 56.0% ***
(香り) 非常にシャープでスパイシー。アルコール感が強い。若草の青い香り。
(味) やはりアルコール感が強い。濡れたダンボールを連想させる。
*** キャメロンブリッジ G4.1 29y 53.0% ***
(香り) 強いキャラメル香。バーボン樽の個性。すばらしいエステリー香。ココナッツ香も心地よい。
(味) ウッディ、ナッティー。ココナッツ。渋みが心地よい。フィニッシュは長くない。
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2008年08月22日
SMWS サマー・ボトリング試飲会(08/6/29)
SMWS 2008 SUMMER BOTTLING Tasting in Nagoya
NAGOYA HILTON HOTEL 2008/06/29
以前はSMWS日本支部のうち西日本については大阪の天満商店が窓口となっていましたが、ウイスク・イーに統一されました。今回の試飲会は名古屋では初めてウイスク・イーが担当したもので、洋酒技術研究家で元サントリー・チーフブレンダーの大西正巳氏が講師として参加されました。大西氏のお話は大変興味深いものでしたが、我々コニサーズクラブのメンバーは、ここぞとばかりに鋭い(?)質問を連発し、会の盛り上げに一役買ったのでした。例によって山崎白秋さん(もちろんペンネームです)に、テイスティングノートを書いていただいたので、以下に紹介します。
*** ダルモア 13.41 11y 62.4% ***
(香り) アルコール焼けした香り。焦げたゴムと硫化いおうの香り。トースティ。
(味) 明らかなシェリー樽の個性。湿気た含み香。
*** ブルックラディ 23.59 14y 52.1% ***
(香り) フルーティー。その後、アルコール焼けした香りが現れる。
(味) やはり酸化した味わい、砂糖水の個性。
*** ラフロイグ 29.61 18y 55.4% ***
(香り) フェノールの香り。硫化いおうの香りはシェリー樽のものだ。かすかなエステル香とピートの香り。 しだいにキャラメル香が強くなる。バーボン樽の個性か?加水すると香ばしい香りが立ってきて、さらにフルーティな個性も引き立ってくる。
(味) ピートが口いっぱいに広がる、さらにジャーキー。酸味も心地よい。 加水するとフルーティさよりも、ピートと酸味の個性が強く出る。
*** グレンマレー 35.24 10y 59.5% ***
(香り) シャープな香り、スパイシー。香りの数は少ない。アルコール感が強い。
(味) ニューポットの香り、非常に若い香りだ。砂糖水の個性。
*** グレンロッシー 46.15 15y 53.6% ***
(香り) トップノートはエレガント。かすかなピートも感じる。フルーティで上品な熟成香をともなう。酸味が心地よく、ミントも香る。加水するとエステル香が強くなり、実に爽やかである。
(味) シャープでピリピリする。ピッチの高いフルーツ。 加水すると、フルーツの数がどんどん増えてくる、ややスパイシー。
*** アベラワー 54.25 15y 61.3% ***
(香り) シェリー樽の個性。まったりとして重い香り。トースティー。
(味) 非常に甘く、香ばしい。フィニッシュは濡れた手ぬぐい。
*** オルトモア 73.29 15y 58.3% ***
(香り) ウッディで深い香り。キャラメル香が広がり、深い熟成香を感じる。
(味) 甘さが強いがシャープでもある、うまみが強い。味わいは香りほど複雑ではない。
*** グレンダラン 84.09 9y 58.7% ***
(香り) フレッシュでフルーティ。爽やかな印象。
(味) 非常にフルーティで色彩感豊か。
*** ダフタウン 91.19 20y 56.5% ***
(香り) まるでニューポット、アルコール焼けした香り。
(味) うまみが強く、甘い味わい。やや若いが香りほど悪くない。
*** リトルミル 97.11 18y 56.0% ***
(香り) 非常にシャープでスパイシー。アルコール感が強い。若草の青い香り。
(味) やはりアルコール感が強い。濡れたダンボールを連想させる。
*** グレンクレイグ 104.9 33y 50.5% ***
(香り) ライトでエレガント。押し出しの強くない熟成感。ウッディではあるが突出しておらず、他の香りとバランスしている。
(味) 甘く、ウッディな味わい。軽くにがみを伴うのは熟成が長いからか。
*** カレドニアン G3.1 29y 60.15% ***
(香り) ミルクキャラメルの香りが立ちこめる、スイートな香りの奥にココナッツの香り。ややフローラルな香りも感じられる。キャラメルの香りが強く、ほかの香りをマスキングしている
(味) やはり甘く、キャラメルは強い。フィニッシュは短い。 加水するとフレッシュ感が強くなるが、苦味も感じられるようになる。
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